スポンサーリンク
最近ニュースでよく見かける「老後破産」や「老後貧困」などのキーワード。
私も40歳を超えてから、それらの単語に敏感になってきました(笑)
いよいよ「老後」がリアルになってきた年代として、特にお金に関しての不安は大きいものがあります。
今回は、定年まで残り少なくなる50代のリアルな貯蓄状況と今後どのようにしていけば良いかをまとめてみました。
50代の貯蓄額・負債額の平均は?

総務省の統計調査によると、50歳〜59歳の2人以上世帯の平均貯蓄額は、1,720万円、平均負債額は694万円となっています。
こちらの金額は平均値ですので、年収や家族構成などによって大きく異なってきます。
実際、この金額があったとしてもお子様が既に社会人になっているのか?それとも大学入学前なのかによっても違ってきますよね。
お子様が社会人になっているようであれば、これから先は自分たちのために貯蓄を積み上げていくことができますし、そうでない場合はこの金額から大学の学費などを差し引いた金額で老後への計画を立てていく必要がありますね。
定年までに必要な金額は?

前回の記事では、定年以降の生活にいくら必要なのか?を調べました。

定年以降の2人世帯での生活費についてのまとめは以下のようになりました。
①毎月27万円程度の出費があり、
②年金収入が24万円程度(会社員・専業主婦家庭の場合)
③生活費だけでも毎月3万円の赤字になる。
④老後のための資金としては、この金額×定年以降の生活年数が必要
⑤また、急な出費や冠婚葬祭、快適な生活を送るためにはプラスアルファも必要となってくる。
結構な金額がかかりますよね(泣)
実際に④までであれば、1,000万円程度。⑤まで考えると更に1,000万円程度必要になってくるかと思います。
そこから考えると、この50代での平均貯蓄額を既に達成している人の場合は、
そこまで不安になることなく老後を迎えることができそうです。
実際、この額を達成できる方の場合は退職金が支給されることが大半でしょうし。
その状況であれば、今持っている貯蓄をNISAなどで低リスクで運用しながら、少しでも多く老後に残せるように進めていけば良いですよね。
スポンサーリンク
今後の年金受給がどうなるのか?今お勤めの会社が今後どうなるのか?退職金は確保できるのか?定年年齢の引き上げは?など不安をあげればキリがないですが、平均額を達成できている人なら一安心といえると思います。
まったく平均値に足りていない!
ただ、実際に平均以上の貯蓄額に足りていない人も多くいます。
どうしても平均値は金額の多い人に引っ張られますので、
「平均こんなに高いの!」と驚いた方、自分との比較で落ち込んだ方もいるかもしれません。
私も現在は41歳ですが、50代になったときに、この金額には全く届きそうにありません(泣)
各種分類別データ(平成30年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)|知るぽると
実際にこちらの調査を見ると、50歳代の金融商品保有額は平均で1481万円と総務省の統計に近い値になっていますが、中央値では900万円と大幅に下がってきます。
年収が低い層などを中心に貯蓄が0な世帯、また限りなくそれに近い世帯も一定以上存在することが想像されます。
足りないからと諦める必要はない!
「全く平均値に足りてない!」「そもそも中央値でさえ無理だと思う!」そんな方も
また、そんな状況になりそうな私のような人も諦める必要はありません!ないと思いたい!
足りない分は65歳以降も働きながら赤字分を埋めていきながら更に年齢を重ねたときに向けて貯蓄を増やしていくことで対応可能です。
実際に今の65歳の人はみなさん元気ですよね!
10年後、社会がどのように変化し、65歳以上の人にどのような仕事があるのか?は変化の激しい現代では想像もつきませんが、高齢化社会と医療の向上を考えると出番は今後さらに増えていくことは想像できます。
むしろそうしなければ社会が回りません。
「65歳以降もそんなに仕事したくないよ〜」とも思ってしまいますが、社会との繋がりを持つこともできますし、前向きにとらえれば生涯現役として活躍できるとも言えますよね。
また50代であれば定年まで10年以上があります。日々の生活の無駄な出費を省きながら少しづつでも貯蓄額を増やしていきつつ、「65歳以上でも稼げるスキル」を身につけていくのも良いですよね。現在の生活にもハリができ一石二鳥です!
まとめ
今回は、定年が少しづつ近づいてくる50代でいったい貯蓄がいくら必要なのかについてまとめてみました。
平均値を見て恐れることなく諦めることなく(←自分に言い聞かせてます。)
65歳以降も働くことを念頭に入れて、現在の生活から見直しをかけていきましょう!
スポンサーリンク
コメント