お盆に墓参りをしない選択。いつ行くのが正しい?お供え物はどうする?

お盆のお墓参り 夏の話題

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お盆休みになると、帰省するかどうか悩む方多いですよね。

地方や宗派によってもお盆に対する考え方も違いますが、多くの方は、せっかくのお盆休みを
「レジャーに使いたい」「実家や義実家に帰省して墓参りをしたりして過ごすのは気兼ねする」と悩んでいる場合も多いと思います。
また、小売業やサービス業にお勤めの方は、お盆にもお仕事がある方もいらっしゃいます。昔と違いお盆の過ごし方も多様化していますね。

お盆にお墓参りをしないことに少し引け目を感じている方は、
今一度「お盆って?」「本当はどうしたら良いの?」を考えてみましょう。

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お盆にお墓参りをしないという選択

お盆のお墓参り
そもそも、「お盆にお墓参りに行かない」のはそんなにおかしいことなのでしょうか?
確かに「お盆は墓参り行くの?」というような会話、よく耳にしますね。
行かないと答えると、「えっ!行かないの?」と驚かれたり。
実際は、地域の風習や仏教の宗派、各家庭での習慣などによって様々なようです。
家族揃って墓参りに行くのが習慣になっている家もあれば、特段お盆の時期に拘らずお墓参りや掃除をして
済まされている場合もあります。
お盆と彼岸にお墓参りをする習慣の方が多いのは事実ですが、普段の日にお墓参りをしても一向に構わないものです。
重要なのは、供養する気持ちです。
故郷を離れて暮らされている方は帰省にお金もかかるため、段々と足が遠のくというのも仕方ないものです。
最近は、墓じまいによる永代供養墓地への改装が急増しているというニュースもよく聞きます。
それも全く悪いことではありません。むしろ放置してお墓が荒れてしまう状況を招くより責任感のある行動ですよね。

お盆の墓参りはいつからいつまで?

お盆とは、日本古来からある先祖供養の風習です。
時期は、7月13日〜16日、8月13日〜16日ごろというのが主な種類で、
企業や役所などが設定する「お盆休み」は後者に合わせて設定されています。
その期間はご先祖様は仏壇のある自宅などにいるとされていますので、それまでにお墓参りを済ませます。

本来のお盆の風習では一般的に、8月13日〜16日にかけて、ご先祖様を自宅に迎えて供養するものです。
その期間はご先祖様は仏壇のある自宅などにいるとされていますので、それまで(13日の午前中まで)にお墓参りをするのが良いとされています。
その為、“盆の入り”にあたる13日には、夕方に目印となる迎え火をたき、キュウリやなすに割りばしさして馬や牛を作ってお迎えします。
お盆が明ける16日には今度は送り火をたき、ご先祖様にはお墓へと戻っていただきます。

では、8月13日の午前中にお墓参りできないことが悪なのか?というとそんなことはありません。
本当の供養とは墓参りや仏壇の前に行くことでなく、故人を思い出し偲ぶことです。
13日の午前中に墓参りができるならそれに越したことはありませんが、もしできないのであれば御先祖様や故人を思い出し想いを寄せてみてください。
きっとお気持ちが通じて喜んでくれますよ。
それが供養です。
お墓参りを普段の日にするのも一向に問題ありません。重要なのは気持ちですよね。

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お盆に帰省しない場合にお供え物は送った方が良い?

ご先祖様への供養という事だけで考えると、お盆にはお墓参りができなくても別のタイミングで改めて
ということで問題ないですが、ご実家や親戚との関係、特にお盆の集まりを大事にされている地域などでは
それでも気兼ねしてしまいますよね。
そんな場合は、供養のお気持ちを込めて、お菓子やろうそく、お線香などを梱包して送りましょう。
そのうえで電話して「今年はどうしても帰れないので、お供えお願いします。」とでもお伝えしたうえで、
別の機会にお墓参りをすることで、親族としての役割も充分に果たすことができるのではないでしょうか。

まとめ

昔ながらの風習はどんどん無くなったり変化していきますが、良い風習は残していきたいものですよね。
それでも、仕事や生活スタイルによっては、お盆や年末年始の帰省が難しかったり、結婚後の実家・義実家との関係や人間関係の問題で
足が遠のくことも多いです。
重要なのは供養する気持ちです。
お盆に墓参りができなくても、その気持ちを大事にして墓参りは別のタイミングにするという事で問題ないですよ。

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