夏の塩分補給はなぜ必要?!塩分不足の症状は?摂りすぎにははならないの?

猛暑でダウン 汗対策

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「夏は大量に汗をかくため塩分補給が必要!」
最近の異常に暑い夏の影響か頻繁にこういう言葉を聴く機会が多くなりました。
スーパーなどでは一昔前には見たこともなかった塩分補給のためのタブレットなどが販売されるようになり、しかもその商品が品薄で売り切れなんてことも。
熱中症対策にも水分だけでなく塩分やミネラルの補給が必要というのも言われます。
でも、一方で「塩分の摂りすぎは体に良くない」というのも聞きますよね。
特に日本人は塩分摂取量が諸外国の人に比べて多めというデータもあります。
現代の食事には塩分が多すぎて高血圧や生活習慣病の原因になるとも言われますよね。
ほんとに塩分補給ってそんなに必要なの?しかもタブレットや飴をわざわざ買ってまで。
「ひょっとして、メーカーの戦略!?(´?ω?`)」
疑い深い私などはついついそんなことを考えてしまいます。

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夏の塩分補給はなぜ必要?

猛暑でダウン
そもそも夏の塩分補給はなぜ必要なのでしょうか?
夏場は体温調節機能の働きにより大量に汗をかきます。
その汗には水分とともに塩分が含まれています。
この状態で水分だけを補給していると体内の塩分濃度のバランスが崩れてしまいます。
人間の体はこの崩れたバランスを調整するために水分をさらに尿や汗などで放出しようとします。
こうして脱水症状になり、深刻な場合は生命の危機にも繋がりかねません。
そういった状態にならないためにも水分補給だけでなく合わせて塩分も摂取する必要があるということですね。
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夏の塩分不足の症状は?

大量の発汗後に水分だけを補給すると、塩分やミネラルが不足し低ナトリウム血症という状態になります。
その症状は、動作や反応が緩慢になることから始まり、重症化すると筋肉のひきつりや痙攣が生じます。
さらに悪化すると昏睡状態になり、最悪の場合は死に至ります。
スポーツドリンクには塩分などのミネラル分も含まれているため、発汗時の水分補給に適しているということですね。

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塩分補給、みんな必要?摂りすぎにならない?

夏の塩分補給が重要ということはわかりました。
ですが、ここで意識しておきたいのは「大量の発汗後」という点です。
普段、屋内のエアコンの効いたところでお仕事や勉強、家事などをされていて大量に汗をかくことがない生活を送っているかたは、特段、塩分補給を意識する必要はありません。
塩分は日常生活の中で3食しっかりバランス良く食べている方の場合は不足することはなく、むしろ高血圧や生活習慣病予防の観点から摂取量を減らすことを意識する必要があるものです。
もちろん、しっかり3食食べていることが前提となりますからそうでない方は食生活の見直しをするとともに、摂りすぎにならない程度に少し運動した際などにも塩分を意識しておくことが必要です。
また、ミネラル分を補充するのに適しているとされるスポーツドリンクには糖分も多く含まれています。夏だからと考えなく飲みすぎてしまうと摂取しすぎになりますのでこちらも注意した方が良いですね。
部活動などのスポーツや炎天下でのお仕事をされている方などは日常生活の食事から摂取する塩分だけでは不足しますので、スポーツドリンクや塩分タブレット、塩飴などでの補給が必要です。
自分の生活状況と照らし合わせて判断する必要がありますね。
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まとめ

30年ほど前の部活動などでは「汗が余計に出るから水を飲むな」などというのが実際に言われていましたが、科学的な進歩もあって現在では水分や塩分の補給の重要性が認知されることとなりました。
最近の夏の暑さはその時代とは比較にならないほどのものです。
適切な水分と塩分補給を意識して楽しい夏にしたいものですね。

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