スポンサーリンク
顔汗は体の中でもっとも汗腺が集中しているところです。
体の汗腺が休んでしまうと出口をなくした汗が顔から一気に吹き出します。
頭汗からのみの発汗はストレスとの関係が深いといわれています。
シャワーを浴びたように髪が濡れてくる場合もあります。
スポンサーリンク
顔汗は更年期障害の影響?
顔から汗が出て止まらない、といった経験のある方は何か重大な病気ではないかと考えがちです。
気温や室温に関係なく、気が付くと顔に汗をかくようになっていたという女性も多いです。
更年期障害の症状は、ある日突然起きるものなので、止まらない汗にとまどってしまう人も多いみたいです。
ただ、しばらくすると顔汗は自然と治ります。落ちついて対処することが必要になってきます。
顔汗への対処法
顔汗は血管の運動を一定に保つことができないまま、汗が噴き出している状態です。
対処法として、体温を下げるためにまずは冷やしてみることです。
外出するときや人と会う場合などには、急いで汗を抑えたいです。
首筋には大きな血管が通っているので首筋を冷やすと効果があります。
体を冷やすためのおしぼりやハンカチ、ウェットティッシュなどや熱中症対策グッズなども活用するのもおすすめです。
顔汗をかく人の場合、ストレスや緊張状態が影響しているので、ますます分泌が増える傾向があります。
安心感を増すために、適切な対処法を知り、いつでも顔汗が出ても大丈夫なようにしておきます。
顔汗が落ちてくると、首回りの汚れが目立ちやすくなってきます。
服装にも気をつけ、首元を締め付けないものやゆったりとした服装などがおすすめです。
エストロゲンホルモン補充療法(HRT)
医療機関では注射や内服薬、貼り薬などでエストロゲンを補充する治療を受けている人も多いですが、約1ヶ月程度で症状の改善がみられます。
ホルモン補充療法でも低用量ピルを利用した治療を取り入れているところもあります。
漢方薬で自律神経の乱れを整える治療
症状の緩和を図るために。自律神経の乱れを整える漢方薬を服薬する治療法があります。
体には負担がないですが、効果が出るまでには時間がかかります。
体力がある人向け
「女神散(にょしさん)」「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
体力がない人向け
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「温経湯(うんけいとう)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」
ドラッグストアなどでも売られている漢方薬。副作用もあるので医師の処方を受けるか、薬剤師さんのいるお店で購入することがおすすめです。

スポンサーリンク
頭部多汗症はとくにストレスとの関係が深い
頭部多汗症は、汗が頭部から出て体にまで伝わってくるような事態になってしまっているときです。
時には、シャワーをあびたような状態で髪が濡れてしまったり、顔にまで流れてくることもあります。
頭部多汗症では、緊張や興奮で起きる精神性発汗といわれるものがあって、まわりの目を気にしすぎるあまり、汗が分泌されてさらに悪循環を繰り返す場合があります。
ときには、ニオイが発生することもあってどうしても他人の視線が気になることがあります。
グッショリと湿った頭皮は、雑菌が繁殖しやすくなっていますので、原因をつきとめて早く対処することが必要になってきます。
頭部多汗症の原因とは?
頭部多汗症に限らず、多汗症が発症する原因ははっきりとはわかっていません。
自律神経のうち、交感神経の働きが過敏になるためだとも言われています。
最近は、エアコンの普及であまり汗をかくことも少なくなってきましたので、汗をかかないことが長く続くことで、汗を出す器官の汗腺の機能が低下するといわれています。
汗腺の機能が低下する順番は、足の汗腺、次に徐々に上半身の汗腺が閉じていくという経路をたどります。
結果的に足の汗腺から汗を出せなくなると、まだ開いている頭部の汗腺にしわ寄せがきて、異常発汗をするということです。
交感神経は精神的なストレスに左右されやすい
多汗症と交感神経には深いかかわりがあるといわれています。
ストレスは交感神経を過剰に働かせるきっかけとなります。
ストレスによって交感神経が乱れやすいといった人には特徴があります。
- 頑固
- 真面目
- 神経質
- 完璧主義
- こだわりが強い
心あたりのある人は注意することが必要です。
交感神経の働きを正常に戻す
交感神経の働きを整えるためには、いくつかの方法があります。
ひとつは、運動によって全身に汗をかくようにすることで、頭部からの汗を抑える効果が期待できます。
運動では気分転換することもひとつの目的です。
頭汗対策の運動では、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。
交感神経を乱す大きな原因となっているのが、睡眠不足です。
神経が昂るので7?8時間はしっかりと睡眠をとることが必要です。
毎日の食事では栄養バランスを考え、油分や塩分の摂りすぎに注意します。
激辛料理の食べ過ぎも交感神経への刺激となるのでとくに注意が必要です。

まとめ
日常生活の中ではあまり意識することもない交感神経は自分の意識で思ったようになるものでもありません。
できるだけリラックスしたり、特別な訓練法などをすることである程度沈静化するといわれています。
スポンサーリンク
コメント