読書感想文のコツはこれ2つ スラスラ書ける 入選の可能性も?!

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夏休みには山ほどの宿題が出るものですが、中でも『夏休みの二大課題』と言えるものが、自由研究と読書感想文ではないでしょうか。
自由研究はその名の通り、自由にテーマを決められるので、自分の興味のある分野に取り組むことができます。
それに対して読書感想文は、読書の好き嫌いに関わらず必ず本を読まなければいけないし、さらに自分の言葉でまとめて文章にしなければなりません。
そのため、普段あまり読書をしない人や、作文が苦手な人にとっては、最もやっかいな課題になると思います。
そこで、読書が嫌いな人・作文が苦手な人でもスラスラと読書感想文を書ける方法をお伝えします。

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意外?!読書感想文を書きやすい本は「文章が多い本」


読書感想文をスラスラと書くためには、まず対象の本を選ぶことが重要になります。
そんなことは当たり前だと思われるかもしれませんが、本選びで失敗する人は意外と多いのです。
読書嫌いな人はなるべく文章が少なく絵が多いものを選ぼうとする傾向にあります。
『本を読むこと=文章を読むこと』と考えている人が多く、漫画や絵本の方が読みやすいと考えるからです。
でも、『本を読むこと=文章を読むこと』という考え方は違うと私は思っています。
絵本や漫画も立派な作品であり、それらを読んで何か感じることがあったなら、それは立派な読書だといえると思うのです。
だから文章の少ない本を読んでも「読書をした!」と声を大にして言って良いと思います。
ただ、読書感想文を書くということを考えると、文章の少ない本を選ぶことはあまりオススメできません。
なぜなら、本の中の文章こそ、読書感想文を書くヒントになるからです。
アクション漫画で主人公と敵が戦うシーンを思い起こしてください。
セリフは一切なく、絵だけで人物の表情や躍動感、戦闘の優劣など、様々な情報を描き出していることが多々あります。
それらをすべて言葉に起こして文章としてまとめるとなると、かなり難しい作業になると思いませんか?
つまり、作文を書くときの手助けとなるのは、まぎれもなく『文章』なのです。
だから読書感想文を書く際には、極端に文章が少ない本ではなく、適当な量の文章がある本を選ぶことが第一のコツなのです。
読書嫌いの人にとっては文章が多い本は苦痛かもしれませんが、ページのすみにちょこちょこと挿絵が入っているものやカラーページの多い本なら少し楽に読めると思います。
夏休みに入る前から本の目星をつけておくのも良いでしょう。


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読書感想文は書き出しで決まる 小中学生にありがちな一文とオススメの一文


対象の本を選んで読了し、感想文をいざ書き出すという時に悩む人も多いでしょう。
こういうことが書きたい、という大筋はなんとなく頭の中にあっても、最初の一文に最適な文章が思いつかずペンが動かないということはよくあることです。
そして結局このような書き出しになる小中学生が多いです。
<例>『私は、夏休みに○○という本を読みました。』
確かに当たり障りのない書き出しです。
しかしはっきり言って、この文章は必要ありません。
なぜなら、<例>の文章の次に来る文章こそが、本当の意味での書き出しになるからです。
<例>の文章を一文目に持ってきたとして、二文目にはどんな内容がくるか考えてみましょう。
○○という本を読むことにしたきっかけ、一番強く感じたこと、あらすじや登場人物の紹介、作者について…などいろいろな方向性があるでしょう。
それならばいっそ、これらの文章をどんと一文目に持ってきてしまえばいいのです。
『私はこの作品が映画化されたものを見て原作にも興味をもち、夏休みを利用して読んでみることにしました。』という感じです。
このような文章から始まると、映画と比べてどうだったとか、読書が苦手だったが映画であらすじが分かっていたのでサクサク読めたなど、その後の内容が広げやすくなります。
主張したいことを一文目に持ってくると、その後の文章もどんどん書けるのです。
それに、書き出しが面白い文章は引き込まれます。
書き出しというのはいわゆる「つかみ」というやつです。
読書感想文をチェックする先生の立場になってみると分かりやすいと思います。
たくさんの数の読書感想文を読む中で、これは面白そうな感想文だ、と思わせるには最初の一文で目を引くしかないのです。
私が最もオススメしたい書き出しは、本の中で一番心に残った文章を引用し、その文章がお気に入りだということを書くというものです。
『「僕は運命に負けたくない。」
闘病中の主人公が何度も言っていたこの言葉が、私の心に最も響いている。』
このように書き出すと、主人公がどんな人物で何の病気を患っていたのか、とつなげることもできますし、なぜ私の心に響いたのか、という方向に話を広げることもできます。
そしてなにより、作中の文章がいきなり冒頭に来ることで、感想文を読む人の興味も引くことができます。
さっさと読書感想文を終わらせたい人にとっても、賞を目指したい人にとっても、書き出しを工夫することは大切なコツなのです。

まとめ

ついつい後回しにしてしまいがちな読書感想文ですが、2つのコツを押さえれば少し書きやすくなると思います。
苦手なひとは早くに終わらせるため、得意な人は他の人と差の出る文章にするため、ぜひ試してみてください。

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