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7年前、私はパワハラをきっかけに会社を退職しました。
その頃は私自身も知識が不足していましたし、パワハラという言葉自体は社会に認知されていましたが、まだまだ根性論が通じてしまう状況でした。
そんな中、学生時代に厳しい体育会系で育った私は心が壊れそうになる自分を必死に抑えながら、なんとか状況を改善しようと思いました。しかし結果的に私の心は壊れました。
今回は、一人でも私と同じように苦しむ人が少なくなるように自分自身で取れる対策をまとめてみました。
「もう会社に来るな!」「部活やめてしまえ!」言葉のパワハラや仕事や部活のポジションを与えず不当に干す行為、実際的な暴力に限らず、そんな言葉や対応などもパワハラにあたります。
また、パワハラをしている側は軽い口調で冗談混じりに言っているつもりでも、受け取る側からすれば、とても冗談とは思えず心に深く傷を負い社会から離れることになってしまったり最悪の場合には命を絶つということも怒ってしまいます。
パワハラへの対策は法律で会社の責任として義務化されていますし、会社側からも「パワハラを受けた場合は、パワハラ対策の部署に早めに相談を」などとアナウンスされますが、実際にそれをできなくて困っている、相談したけどパワハラ認定されず、余計に居づらくなったなどの例も多く聞きますよね。
自らを守るパワハラ対策の具体的な事例とは?

会社や部活など自分が所属するグループでパワハラを受けていると感じた場合、まず具体的な証拠を残す必要があります。パワハラ相談の部署や機関に申し出ても具体的な証拠がない場合は様子見をすることになったり、対応が取られないまま現状が続いてしまいます。
パワハラ対策のために「メモ」
「酷い言葉を言われ続けた」、「無理な残業を押し付けられたなど」パワハラを受けていると感じた場合、それらが行われた日付、時間、パワハラされた内容を手帳などにメモしておくようにしましょう。
実際にパワハラで訴訟になった事例においても、細かく記録されたメモを証拠として提示されることで、パワハラが認定されることもあります。
裁判まではいかずとも会社などのパワハラ相談の部署に相談に行く場合でも、具体的な内容について伝えることができなければ、相談された側も具体的な対応を取ることができません。
パワハラの被害者が実際に相談まで持ち込むということは、その時点ですでに精神的に追い込まれている状態です。その状況で相談相手に具体的なアクションをとって貰えないということは、言葉に表せないくらい酷い状態です。
しかし、相談を受けた側としても何一つ証拠がない状況でパワハラ認定することはできないのが実情です。
そういった状態で自分自身の精神状態を守るためにも、少しでもパワハラやセクハラを受けた場合はそれをメモすることで記録として残しておきましょう。
また、パワハラを受けた後にメモをとっている姿を加害者側やその味方の人間が見ると証拠として残されていることに不安を感じます。結果的にパワハラ行為がおさまるという場合もありますよね。
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パワハラ対策のために「録音」
メモと同様の理由で「録音」も効果的です。以前は録音をするためにはボイスレコーダーなどを購入・準備する必要がありましたが、現在はスマートフォンにも録音機能がついています。
たとえ克明なメモを残しておいても往生際の悪い加害者やそれを守ろうとする組織がある場合は、「そんなこと言っていない、していない」と証言する場合もありますが、録音はそれを許さない証拠となります。
単品のボイスレコーダーは容量的にも充分にありますし、音質も良くボタン一つで録音を開始することができるため、「パワハラの証拠として用いる」という覚悟が固まれば購入したほうが良いです。
パワハラ?露骨な無視をされ続けた場合の対策
悪質なパワハラとして「露骨に無視をする」、「仕事を割り振らない」というものもあります。これは証拠として残りにくいうえに加害者側からすれば「そんな意識はなかった」「能力的に無理だと思ったから」など言い逃れしやすいものです。
しかし、パワハラは「受けている側がパワハラだと認識すればそれはパワハラ」です。
一度限りの無視であれば、言い逃れも通じるかもしれませんがそれを繰り返し行われているという状況がしっかりとメモや日記に残っていれば、それを確認する側も加害者の言い逃れに無理があることを理解してくれるはずです。
身近だと思っていた人から?部活や同僚からのパワハラ

上司や部活の顧問など立場が自分自身より、上の人から以外でも、身近な存在だと思っていた会社の同僚や部活のチームメイトなど同等の立場の相手からもパワハラを受けることはありえます。
特にその相手が立場が上の人間と組んでパワハラをすることは多くあります。
そういった場面においても、先に述べた「メモ」「録音」は重要です。パワハラの定義に「加害者は上司など立場の強い人である必要がある」などというものはありません。
狭いコミュニティの中ではどうしても我慢を強いられることも出てきますが、自分自身の心を壊してまでそこに拘る必要はありませんよね。
まとめ ーパワハラやモラハラから自分を守るためにー

私自身、パワハラを受けていたときには会社に行くのが辛くて仕方がありませんでした。
高校時代に厳しい体育会系の部活動をしていた自分は、上司の暴言で心が折れそうになる自分がとても恥ずかしい気持ちになって自己嫌悪に陥っていました。
しかし、今思えば勇気を出して戦うという選択をした自分を褒めてあげたいと思っています。
この記事が私と同じように、今まさに苦しんでいる人の助けになりますように。
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