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「仕事よりも子育てがしたい。」
そんなパパが増えています。
でも、現在、男性の育児休業率は5.14%。
100人のビジネスマンがいて、育児休業を取得している人は、たったの5人という計算になります。
以前に比べれば数は増えているとはいえ、まだまだ一般的ではありません。
そこで、日本では2020年には、男性の育児休業取得率を13%にしようという目標を掲げています。
13%と聞いても、ピンとこないかもしれませんね。
子育てに熱心なパパを増やす動きが活発に

ちなみに、北欧の国、フィンランドは“イクメン先進国”と呼ばれていますが、父親の育児休業取得率は8割に上ります。
フィンランドの場合、「お母さんに優しい国ランキング第一位」「男女格差ランキング第2位」などと、子育てへの取り組みが国際的に高く評価されています。
高福祉の国のため、6歳以降は教育費が無償と充実したバックアップ体制のようです。
フィンランドのように男性による育児休業が当たり前になるよう日本では国をあげて男性による育児支援を進めているのですが、
実際にイクメンと呼ばれて、育児をしているパパはどのように感じているのでしょうか?
イクメンの喜びと悩み

あるイクメンの会に参加したとき、「こどもと過ごせる時間がこんなに幸せだと思わなかった」(30代 会社員)「こどもの成長を一番そばで見れると、疲れも吹っ飛ぶ」(20代 会社員)などと、肯定的な意見が多く見られました。
いっぽう、父親として収入が減ったことや、仕事に復帰できるか不安という悩みも抱えていました。
「復帰しても、時短勤務を余儀なくされ、出世は厳しいかもしれない。」
「育児休業を取っていない同僚はバリバリと仕事をして海外赴任をしている。」
置き去りにされたような気がしてならないという方もいました。
なかには、「小学校に上がるまではと、考えていたけれど低学年から塾に通う子どもが増えているため、我が家でも通わせないといけないと思うようになった。その送迎や付き添いが大変負担だ」という声も。
一般的に、幼児期に育児をする父親のことをイクメンと呼んでいますが、小学生以降も父親が積極的に教育に関わっていくと、結局、いつ終わりが来るのだろう?という漠然とした不安も同時に起きるようです。
職場復帰しても、パタハラで悩む!?

いざ、職場に復帰しても、“パタハラ”で悩むケースが増えています。
パタハラとは、パタニティー・ハラスメントの略で、男性が育児をする権利や機会を、職場の上司や同僚などが侵害する言動におよぶことと定義されています。
実際、5人に1人が、職場の男性の育児休業取得に不快感を持っているというデータもあります。
育児休業を取得するように時代は変わりつつも、イクメンになれば、忙しくても、わが子と楽しい毎日が送れる!というのは、幻想になりつつあります。
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パパは、料理ができて当たり前の時代!?
父親が時短勤務で、奥さんがフルタイムの組み合わせの場合、当然、早く帰宅できる父親が保育園のお迎えや料理、家事をすることが多くなるでしょう。
私にも経験がありますが、子どもがミルクだけで食事を済ませる時期が過ぎると野菜をすりつぶして食べさせたりといわゆる離乳食の用意に追われることになります。これが大変です。
ただでさえ、泣いて笑って、感情表現が激しい幼児。だっこしてあやさないといけません。
しかも、まだ1人ではトイレにもいけません。
おしめを一日に何回も交換するのも父親の役目です。おしめの交換が遅くなるとおしりがかぶれたりします。
そうなると、病院に行って塗り薬を処方してもらわないといけなくなったりします。
ベビーカーや、だっこひもなどを使い、いつも子どもをそばから離さないようにしながら、事前に食材の買い出しや、食後の洗い物や食器の片付けなどを含めてできないといけません。
子育てをしていて、後回しになりがちなのがトイレ掃除や洗濯などを含めた、家事全般です。
こどもの食事やお風呂の世話で、精神的にも肉体的にも余裕がなくなってくるからです。
なので、家事全般をいかに効率的にできるかはイクメンの課題ともいえます。
家事のポイント制で、夫婦仲が悪くなる!?
ある子育ての会に行くと、意外なことに、家事の負担について押し付け合いをしている話が最も多く出ていました。
料理が得意だから料理を担当して、後は、全てママにおしつけていると、ママの不満がたまってきます。
母親ばかりが掃除・洗濯などの重労働をして、男性は料理だけを担当するという夫婦の場合、母親の不満が溜まり、ヒステリックになりがちです。
お互い働いているため、家事を平等に分けようとするのですが、実際は、なかなか上手くいきません。
そこで、ポイント制を導入して、お風呂掃除は、3点、買い物は2点などどし、数字に置き換えて、見える化しているご夫婦がいました。
一見、フェアに思えます。ところが、物理的にどちらかができない作業が発生すると結局は、役割分担が固定化されるため、おのずと、ポイント制にしなくても担当する家事は同じになってしまうのだそうです。
また、数字に出てしまうことで、かえって、勝ち負けの意識がお互いに芽生えてしまうこともあると言います。
お互いを思いやり、相手を非難することがないよう協力して子育てをしたいところですが、ポイントにしてしまうことで、優劣が生まれ夫婦関係も微妙になってしまいかねません。
我が家では、お風呂や台所の換気扇などについては、割り切って、プロの清掃業者にお願いをしています。
お掃除専門のスタッフにお願いすることで、きれいにすることだけでなく、使うときに気をつけたほうがいいことや、毎日簡単にできる掃除の工夫などの情報も聞いたりできるメリットもあります。
まとめ
家事を効率的にまわすためには、思い切って専門業者にアウトソーシングを頼んだりしましょう。
また、最新の機能を備えた家電製品のチェックも大切です。
100円ショップなでも、安価だけれど掃除にぴったりの商品も見て購入してみましょう。
使ってみて感想を夫婦でお互いに共有するなど生活の中に、楽しさを見つけてみることも、家事を嫌なものにしない秘訣かもしれません
家事の負担を最小にするハウツーを蓄積できていると、パパの子育ての悩みが減り息抜きが上手くなってくるはずです。
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